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【医師国家試験/2024】まだ間に合う!合格への戦略と最新情報

いよいよ試験勉強にスパートをかけている方もいらっしゃるかもしれません。
残りの時間は少なくなっていますが、ここからでも合格戦略の見直しは間に合います。

「【医師国家試験/2024】まだ間に合う!合格への戦略と最新情報」

2024年2月3日および4日 に行われる医師国家試験。
本記事では、合格への戦略と最新情報について解説します。

第118回 医師国家試験の合格戦略

2023年度の医師国家試験のデータ を基に、2024年に行われる医師国家試験の合格戦略を立てていきましょう。

2023年度の医師国家試験の合格率を見ると、91.6%であり、過去3年間で合格率はほぼ横ばいで推移している状況です。

このうち、現役生の合格率は94.9%、既卒生の合格率は55.2%となっており、現役生は既卒生よりもかなり有利であることが分かります。

既卒生がなぜこれまでに合格率が低くなるのかというと、学習環境が整わない、スケジュールを立てられないという点にあります。

現役生では毎週授業や実習があり、半ば強制的に学習を進める環境が整っているといえます。

また、学校側が国家試験までの学習スケジュールを組んでくれるところもあり、大学に在籍していれば学習環境と、国試までのスケジュールが作られるのです。

しかし、既卒生は学習するかどうかは自分次第です。

そのため、学習習慣や環境を整える、スケジュールを組み立てるのが苦手な方においては、学習環境を作れず学習が滞ってしまいます。

つまり、医師国家試験において重要であるのは、学習環境を整えられるか、国家試験までのスケジュールを組み立てられるのかという点になるでしょう。

さらに、2023年の医師国家試験の合格基準は以下のようになりました。

“(1)必修問題は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
総得点が、160点以上/200点

(2)必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々1問1点とし、
総得点が、220点以上/295点

(3)禁忌肢問題選択数は、2問以下 “

引用:日本医歯薬研修協会

必修問題については8割以上の得点を確保する必要があるため、合格をする為にはまず必修問題の特典率を上げることが必要となるでしょう。

とはいえ、もう1つ気にしたいのが不合格者の落とした問題の割合です。

とあるデータによると 、2023年度の国家試験で不合格者が落とした特典率は次のようになっています。

  • ・必修問題が合格率に届かず不合格:21.7%
  • ・一般問題及び臨床実地問題が合格に届かず不合格:96.7%
  • ・禁忌問題が合格に届かず不合格:1.0%

つまり、一般問題及び臨床実地問題の得点を確実にしなければ、医師国家試験の合格はつかみ取れないということになるのです。

さらに、一般問題及び臨床実地問題が合格に届かなかった方の状況 を見てみましょう。
2023年の一般問題及び臨床実地問題の合格基準が74.6%であったのに対して不合格者の得点率は70.5%でした。

つまり、まったく問題に歯が立たなかったのではなく、ぎりぎり合格圏に届かなかったという状況になります。

このことからも、合格圏ぎりぎりを責めるのではなく余裕をもって得点することが望ましいといえるでしょう。

また、医学生の中には禁忌問題を落とすことがあるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、毎年少なからず数%の割合で禁忌問題を落とす方がいるのが現状です。

したがって、医師国家試験の合格をつかみ取るためには必修問題の特典率を確実にしながらも、一般問題及び臨床実地問題についても余裕をもって得点をとり、禁忌問題を落とさないということが必要になります。

第118回 医師国家試験の最新情報

2024年に行われる第118回医師国家試験においては、2023年の第117回とほぼ変わりがないといわれています。

その理由は、2023年の医師国家試験において大きな変化があったからです。
それは、禁忌肢が減ったことです。

これまでの国家試験では禁忌肢は3問でしたが、2023年の国家試験より禁忌肢が2問となりました。

1問禁忌肢が減ったということはつまり合格基準がさらに厳しくなったというようにとらえられます。

禁忌肢の問題はさまざまな問題に混じっているため、どの問題が禁忌肢にあたるかはわかりにくいといえます。

特に禁忌の軽重に左右されないので、しっかりと禁忌を知っておかないと、禁忌に該当するとは知らなかったというケースに陥るかもしれません。

禁忌問題について厚生労働省は「総問題数500問のうち一部が禁忌問題 である」としており、具体的に禁忌問題がどのくらいあるのかについては明記していません。

禁忌問題は毎年10問程度であるという見方をされているため、どの問題が禁忌問題であるのかを見極め、確実に落とさないような対策も必要となるでしょう。

まとめ

医師国家試験は合格率が9割以上である、特に現役生の合格率は高い水準で例年推移しています。
学習環境を整えたうえで、スケジュールを組み行っていけば合格を勝ち取れるかもしれません。

必修問題を抑えるとともに、不合格の一因になっている一般問題及び臨床実地問題についても確実に点をとれるようにしておきましょう。

また、昨年から禁忌肢が厳しくなっていることもあり、こちらについても対策は必要です。

特に直前の対策については自分自身では難しいこともあるかもしれません。

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