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【管理栄養士/2024】国試の難易度と過去問題の活用法を紹介!

国試に合格するためには、闇雲に勉強するのではなく、試験の難易度や勉強方法などの基本的な部分を把握して効率的に勉強を進めましょう。現役の管理栄養士が対策を紹介していきます。

【管理栄養士/2024】国試の難易度と過去問題の活用法を紹介!

管理栄養士になるために必ず合格しなければならない、管理栄養士国家試験。

国試に合格するためには、闇雲に勉強するのではなく、試験の難易度や勉強方法などの基本的な部分を把握したうえで、効率的に勉強を進める必要があります。

この記事では、管理栄養士国家試験の難易度や過去問題の活用方法について、現役の管理栄養士が当時の経験を元にわかりやすく紹介していきます。

管理栄養士国家試験の難易度と合格率

管理栄養士国家試験は、他の医療系の資格に比べると比較的簡単なものになっています。

しかし、勉強する範囲が広い上に、単純に暗記するだけでは点数が取れないため、誰でも合格できるものではありません。

特に、試験範囲が広いため勉強時間の確保や効率的な勉強方法の確立が求められます。

これは、令和5年度に行われた第37回管理栄養士国家試験の合格率にも反映されています。

令和5年に行われた第37回の試験の合格率

勉強に時間の使える管理栄養士養成課程(新卒)の合格率は87.2%に対し、働きながらの受験が多い既卒(大学卒業後や栄養士資格取得後に受験する方)の合格率は10%代と、大きく乖離しています。

このように、管理栄養士国家試験は誰でも合格できるものではなく、それ相応の勉強時間や対策が必要です。

近年、管理栄養士国家試験は難化している

管理栄養士国家試験は、近年難化傾向にあります。

管理栄養士の国家試験はガイドラインによって出題範囲や難易度が定められていますが、ここ数年でのガイドラインの改定により難易度が上がってきています。

特に、以前までは200問中20問の出題だった応用力問題が30問に増加するなど、複合的な知識が求められる試験へ変わってきている傾向にあります。

そういった傾向の変化により、以前は暗記するだけで回答できていた問題が減り、理解が必要な問題、他分野との複合的な知識が必要な問題などが増え、難易度上昇に繋がっています。

管理栄養士国家試験合格には過去問題がカギになる

管理栄養士国家試験に合格するためには、単純な勉強時間を増やすだけではなく、過去問題をしっかりと解き傾向を掴むことが必要です。

そのため、国家試験の勉強ではなによりも過去問を繰り返し解くことが重要になります。

勉強を始めたばかりで点数が取れないという方でも、まずは過去問を解いてみて、出題されている範囲から徐々に勉強を進めるのが最も効率的です。

管理栄養士国家試験の過去問の活用方法

国家試験合格には過去問の活用が重要ですが、実際にどのように活用したら良いのでしょうか?具体的な方法について紹介します。

5年分を繰り返しとく

まずは、国家試験の過去問を5年分、繰り返し解きましょう。

国家試験の出題範囲は広いため、1,2年分では、全ての出題範囲の問題を網羅することはできません。

まずは、5年分の過去問を解いてみて、ある程度の出題範囲を網羅しましょう。

また、採点をすることによって自分の勉強が足りていない分野や苦手としている範囲も明確になるため、5年分は解いておきましょう。

それ以上遡って解くことも良いですが、ガイドラインの変更などによって徐々に本番で出題されない問題が増えてくる可能性があります。

5年分をある程度勉強したら、次は模試や苦手範囲に特化した勉強をするほうが効率的です。

頻出範囲を意識して回答する

過去問を解くときは、頻出範囲を意識して回答するようにしましょう。

国家試験の範囲は広いですが、毎年出題されるような範囲も存在するため、まずはその範囲から重点的に対策する必要があります。

そのためには、ある程度過去問を解く必要があります。

また、過去問を解くと頻出範囲と同様に、出題頻度が低い範囲もわかるようになるため、そういった範囲は後回しにするなど、勉強の優先順位をつけることができるようになります。

出題方法を意識して回答する

管理栄養士国家試験は、5択のマークシート方式に統一されていますが、問題の形式は、論述形式や正しい組み合わせを選ぶ形式など多岐にわたります。

そのため、過去問を解いて出題方式を把握すると、その範囲にあった勉強方法を選択することができ、効率的に点数を伸ばすことができます。

過去問題ばかり解くのはNG

管理栄養士国家試験に合格するためには、過去問ばかりを解くのはNGです。

過去問は出題傾向や頻出範囲を知るために必ず解く必要があるものですが、次第に答えを覚えてしまったりと勉強の意味がなくなってくることが考えられます。

そういった場合には、模試を解いて様々な問題に触れるなど、他の勉強方法を取ることが必要になります。

また、問題を解くだけでは、出題された単語以外を対策できないなどのデメリットもあるため、参考書などを活用しながら、幅広く勉強するようにしましょう。

特に、正解した問題をそのままにしておくと次に同じ範囲の問題を間違えるきっかけになります。

管理栄養士国家試験に合格したら終わりではない

国家試験に合格して資格を取得したからといって、それで終わりではありません。

管理栄養士の需要は年々高まっていますが、資格取得者も増えており、より高度な知識や経験を積むことがと求められています。

資格取得後も、管理栄養士として輝けるよう学びを続けていきましょう。

まとめ

管理栄養士国家試験の難易度と過去問題の活用方法について紹介してきました。

管理栄養士国家試験の合格率は新卒と既卒で大きく乖離しており、誰でも合格できるものでは無いことがわかりました。

また、合格のためには過去問題を活用して傾向と対策を練る必要があるため、今回紹介したポイントを意識しながら、過去問を活用して勉強を進めてみましょう。

管理栄養士国家試験についてもっと詳しく知りたいという方は、コチラから他の記事も確認してみてください。

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